発売前の資生堂【バイブラントカラー】徹底分析〜実践編〜
皆様こんにちは。
モリオフロムロンドン大宮一号店の佐々木賢一です。
前回のブログがかなり好評で、Google検索で【バイブラントカラー】で検索すると、資生堂オフィシャルページの次に表示されるまでになりました。
読んで頂いた皆様ありがとうございます(^^)
↓↓↓その前回記事はこちら↓↓↓
↓↓↓追加記事↓↓↓
今回は、さらに細かく色ごとの特徴&使い方の解説。さらに、実際にスタッフと自分の髪に使用した感想を書いていきます。
*今回もほぼ美容師さん向けです、つまらないと思ったら途中でストップして下さいね(^.^)
先ずは、カラーチャートから確認します。
まぁ、いつもあてにならないメーカーのカラーチャート、、、。
自分達で実験しないと感覚は掴めないですよね (^^;;
では、一色ずつ検証していきます!!
(アディクシー、イルミナとの比較もあります)
【ER 8】
・アディクシーREDより、濃く赤い
・深みのある赤を求める場合には、赤紫(EV4)のミックスが必要そう
・黒髪のツヤ感がスゴイ
【EO 8】
・アディクシー、イルミナにない淡いオレンジ色
・アンダーを削りすぎている場合の補色としても使用可能
・ミックスしてどの薬剤にも使用可能、その際に沈んだり濁りが少ないので使いやすい
【EC 8】
・今年流行の予感、カッパー系が簡単に表現出来る
・外国人に人気の色味が出せる
・イルミナ、アディクシーには無い色
・黒髪の自然なツヤ感が素晴らしい
【EB 7】
・濃いブルーなのに沈まないクリアな色味
・単品でも、かなりアッシュ味を表示出来る
・黒髪に単品使用は、かなりオススメ
・EB 5ならブルーブラック系も可能
【EG 7】
・アディクシー、イルミナよりクリアで彩度の高いグリーン
・濁らない沈まないグリーンなので、使いやすい
・黒髪もベールがかかったような、グリーン系になる
・マット系では無く、グリーン系と考える方がベター
・今回、私の1番のお気に入り
・カラートリートメントや、マニキュアなどでしか出せなかった薄いグリーンが表現可能
【EVB 7】
・トーンダウンに使用しやすい
・イメージよりも、ブルーよりのバイオレット
・黒髪は柔らかいアッシュ系になる
・ブリーチ毛に単品使用時は、ブルーにやりやすいので注意が必要
【EV 4】
・赤味のバイオレット
・かなり濃く、補色的に使用出来るので、ハイトーンからのトーンダウン時に他の色とミックスして使用すると◎
・ERに20%程入れると深い赤系になるのでオススメ
いかがでしょうか?
大量のサンプルを使い倒した結果の感想なので、精度は高いと思います(^^)
「じゃ、実際どんな色になるの?」
ここからは、実際の色味と退色までを検証していきます。
【ER 8+EV4(1:20% ox4.5%)】
上→カラー直後
下→3週間後
ER8+EV4は、ボルドー系の深い赤になります。退色は穏やかにすすみ、3週間で写真のように退色していきます。
この明るさで赤がハッキリでるので使い勝手はいいと思います。どこのメーカーも暗い赤なら何とか出せると思いますが、明るい赤はなかなか難しいですよね。
色持ちは、なかなか持つな!という感じですし、毛先に嫌な色残りもなく◎
【EG 7 4.5%】
上→カラー直後
下→3週間後
こちらは私の頭です(^^)
かなりグリーンを感じる色味です!赤みが一気にとれるイメージです。黒髪バージン毛にカラーする際は、オレンジ味がどうしても残ってしまうと思いますが、EG 7 はこの部分をクリアしてくれる優秀なカラー剤です。
退色も穏やかで、くすみ、濁りも残らずにベージュのように抜けて来ます。
【EVB 7 3%】
上→カラー前
下→カラー直後
(この写真のみ、カラー前とカラー直後になっています)
ブリーチ毛に、EVB 7 3%を塗布すると紫色はアンダーの黄色とぶつかりかき消され、ブルーが発色するという感じでしょうか。
かなり鮮やかなブルーになりました!予想だともう少しパープル寄りかなっと思っていたので、少しビックリしましたが、退色すると綺麗に白っぽくなります。
アンダーベースに少しムラがあったのですがキレイに無くなりました。
イエローイッシュブラウンが少しだけ入っているバイブラントカラーならではの特徴かもしれません。
もしかしたら、バイブラントカラーは、、、。
ムラが出づらく、毛先の濁りも少ない、しかも明るめでも鮮やかに発色する、しかも今迄のアルカリカラーで出せない色味。
という、とんでもないカラー剤なのかもしれません。
これが使いこなせたら、面白いだろうなー。
2/22日以降は、この面白いカラー剤あります!!
このカラー剤で新しい色を試してみたい方は、佐々木まで!!
皆さまのご来店、楽しみにお待ちしております。